日本語って、実はツイッターに適している?

ツイッターの140文字制限。これを凄く不便に感じたことはありますか?日本語の場合、さほどでも無いかもしれませんね。でも英語で呟こうとすると、しょっちゅう文字数オーバーになって書き直すことに。この差には日本語のありがたい「特性」が3つ関わっています。

「特性1」は、漢字。アルファベット(A,B,C・・・)での1文字は一つの「音」でしかありません。それに対し漢字は多くの場合一つの単語に匹敵します。熟語化することでその意味を変化させ、より深いものにします。漢字は短いスペースに意味を詰め込む手段として威力を発揮することもあります。例えば:

東京大学 = たったの4文字

これをさらに略して

東大 = 2文字でも十分通じますね。

では英語表記しましょう。

The University of Tokyo = 23文字(スペース含む)

日本語の5倍以上の長さですね。

では略してみますと

Tokyo Univ. = 10文字

Tokyo U. = 8文字

TU = 2文字、だけど意味不明。

逆のケースは無いのかというと、それはあります。

University of Southern California(33文字)は一般的にUSC(3文字)と略されます。これは「南カリフォルニア大学」(10文字)よりも短いですね。でも、10文字は略す前の英文33文字よりも短いし、こんな場合日本語でもUSCで通すことも可能ですよね。

実はこれが「特性2」なのです。日本語において「漢字」「ひらがな」「カタカナ」「アルファベット」の4種類の文字を自在に使える柔軟性です。なのでいくらでも応用し、文字数制限に対応できます。

最後になりましたが「特性3」です。実はそのヒントがこの記事の最初にありました。「英語で呟こうとすると、しょっちゅう文字数オーバーになって書き直すことに。」と書きましたが、「~なってしまいます」的な文章が抜けてます。でも必要ない、これで十分通じるところが日本語の便利さです。この曖昧さは和文英訳する際にちょっとヤッカイなのですが、そのデメリットは、多くを語らずに済む、文字数を減らせるという利点で打ち消されます。

皆様、せっかくこんなにツイッターに適した言語の国に住んでいるわけですから、個人でもビジネスでもツイッターを有効活用すると良いと思います。使わないとMOTTAINAI(9文字)あるいはもったいない(6文字)でしょう。